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2010年12月 8日 (水)

バレエとジャイロトニック

バレエを教えたり、踊ったりしていると、ジャイロトニックのマスタートレーナーのブラットリーがよく言ういわゆる「スパゲッティ」な人を見かけます

ぐにゃぐにゃに柔らかい人・・・一見柔らかく見えて、ラインもでてキレイだけど、身体のコネクション(全身のつながり)がないから本人としては身体をどう使っていいか分からず、非常に踊りにくい訳です。テクニックがやりにくい、音に遅れる、ラインもすぐ潰れてしまう・・・。

そして何より痛める危険性が高いです


あとブラットリーが言う「ピノキオ」な人。

関節、関節でパキパキと動かすので動きが立体的ではなく、折り紙のようなイメージで踊ってしまう。身体が硬いわけではないのに、動きが硬い。こちらも動きにくいし、テクニックなどできていても「なんか、違う・・・」という印象になります。パキっと折れちゃいそうな感じ

こちらも身体の負担が大きい。

教えてると面白い。あとはコネクションがブロックされてしまって、上手くいってない人とか・・・人の身体をよ〜く観察するように言われましたが、これがクリアに見えてきますね。

もっともっと見て行こう!


私はどちらかというとピノキオでパーツ、パーツでスパゲッティな部分があります。でも、ジャイロトニック、ジャイロキネシスをやって、本当に変わって来た!!!!と思います。

結婚、妊娠をして自分の身体を焦ることなく余裕をもって見つめられるようになったこと、指導をしていくにあたっても、「ああじゃなきゃダメ!こうじゃなきゃダメ!なんでできない訳?!」というギスギスした部分がなくなってきてメンタル的にもheartがオープンしてきたからかもしれません。身体とココロはつながってるから・・・逆に物理的に身体のheart centreがオープンしてくると、ココロまでオープンされていくような・・・不思議なことです。でも奇跡でもミステリーでもなくて、本当のことなんですね。


ブラットリーの言葉を借りると、全身が1つの筋肉であるかのような、しなやかで強い動物のようにミケランジェロの彫刻であるかのように美しい身体に成長させていくのがジャイロトニック、ジャイロキネシスだ、と。


もちろん、1回や2回そこらやったくらいじゃあ、全然無理です^^;
身体の変化は時間がかかるから。
でも何か感じることはあると思います。


ブラットリーに感銘を受けたのが、彼自身が色々な工夫や、ツールをつかって身体をgrow(成長、進化)させようと日々、日々、努力して鍛錬しているのにもかかわらず「まだ僕の身体はパーフェクトじゃないから・・・」とまだ進化していくこと、年を重ねるごとにgrowしていこうという姿勢。ブラットリーの身体は、完璧に見えます、それでも尚・・・。


最近「アンチエイジング」だの何だのとかいいますが、その言葉って年取ること、老化や後退を抑える、というイメージで私は何だか自然の摂理に逆行して抗って、わびしいねぇ〜という印象があったのですが(でももちろんアンチエイジング必要!やばい!って思うことありますが)ブラットリーみたいな姿勢「growing」と思うと、年をとっていくことが楽しみで充実していって、良いことのように感じます。


ジャイロをやって、みんながよく感じるのは「まだ成長できるかも?!」ということ


私も踊っていて「ここの今のこの状態で、私はこれ以上良くなれるのだろうか?上達できるのだろうか?」ということはよく自問していました。

伸びれる!と思えないと、日々やっていることへの情熱は薄れて行き、「どうせやったって・・・」とか日々レッスンが重た〜い、つまらな〜い苦行になってしまいます。成長はいつも右肩あがりではないから、踊り場みたいなところもあるし、我慢しなくてはならない時もありますが、ダンサーだったら(ダンサーじゃなくても・・・)常にその疑問ってありますよね。


でも、逆に「伸びれるかも!成長できるかも!」という感触を味わった時・・・いきなり人生バラ色に感じますよね


出会いや、何かのきっかけが、そういった停滞への「注射」になるから、ジャイロトニックを始めてみることが、そういった出会いになるとよいなぁ、と思う今日この頃です

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