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2011年8月 8日 (月)

8月7日ジャイロキネシス特別WSのレポート その1

昨日、「美しい姿勢、壊さない身体~ダンサーのためのジャイロキネシス」特別ワークショップを吉祥寺の太子堂鍼灸整骨院で開催いたしました

講義担当は院長で新宿鍼灸専門学校で教鞭をとっていらっしゃる谷前英幸先生、ジャイロキネシスエクササイズ担当が私でした

参加頂いたのは計8人。ジャイロキネシスのアプレンティストレーナーの方、ジャイロトニックのトレーナーでもある方、バレエ教師の方、バレエを趣味でなさっている方、さらに妊娠5カ月のピアノ教師をなさっている方と様々でした。

まず解剖学的な基礎知識をわかりやすく谷前先生が解説。骨の模型や、絵や写真の資料と、色々なエピソードや脱線の余談を交えて、楽しく、面白く人間の身体の仕組みを解説してくださいました。谷前先生の知識からくるお話はいつも興味深くて、質問、疑問をなるほどと思わせてくれる説明をしてくださるので、打ち合わせはいつも脱線して長時間にわたっていました。

印象深かったのは・・・シンプルで当たり前のことですが・・・

「人間は脊椎動物である。だから背骨は大切!」

納得。。。


「良い姿勢をすると疲れるという人がいるけど、これは何故か??」

皆さん、何故だかわかりますか?

そういう人は背骨周囲の姿勢を保つインナーマッスルを普段から使っていないため筋肉がへたってしまっているのです。悪い姿勢はインナーマッスルを使わず、骨に寄りかかり、乗っかっているため、その姿勢を続けることは負担が大きく、怪我をする可能性が高くなります。腰痛(椎間板に負担がかかりヘルニアなど)が代表的です。

姿勢改善のためには背骨を動かす、ある程度の運動が必要です。

そこで・・・ジャイロなんですね。


また、バレリーナは姿勢がよい!と思われがちですが、実は負担が大きく怪我が多い人もいる。

これは何故か??なぜでしょう~~~?

背骨の生理的なS字曲線がまっすぐになってしまい、衝撃を吸収できなくなってしまうからなのです。まっすぐ過ぎるのも問題なのです。

じゃあどうしたらよいの?

ジャイロキネシスをやることは、背骨を反る(アーチ)、丸める(カール)ことをバランスよく行うので、まっすぐを保つ、または反ることばかりが多いバレエの負担を、背骨をあらゆる方向に動かすことで軽減できると考えられます。私も続けている実感として、背骨の曲線がでてきたと感じます。


そして、妊婦さんも、お腹の重みに耐えかねて姿勢が悪くなってしまうものです。お腹を突き出して、骨盤が後ろに倒れて頭が前にでてしまう状態です。妊婦さんにも、ジャイロキネシスはとても良いのです。実際私は臨月までずーっとやっていました・・・。腹式呼吸も沢山するので、お産に向けた体力作りにもとても良いと思います。


さてさて・・・続きの個人の姿勢分析、ジャイロキネシスの運動学的分析については・・・その2で書きますね

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