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2013年11月11日 (月)

公演、無事終了しました

11月8日、シンフォニック・バレエの夕べ〜緋文字〜が無事終了いたしました。お越しくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました

演出振付けの多胡寿伯子先生、お忙しい合間を縫って駆けつけて指導して下さった尾本安代先生、舞台監督の田中英世先生、音響の藤居俊夫先生、照明の高沢立生先生をはじめとしたスタッフ皆さん、そして素敵すぎるパートナーの黄凱さん、大ベテラン初演時から演じている貞松正一郎さん、共演者の皆さん、協力してくれた家族みんなに本当に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

舞台は多くの方の手により生み出されるものだと久々に実感しました。自分自身も必死に何かを生み出そうとしていました。何せ名プリマの尾本先生とイブリン・ハートのパートナーとして名高いチャン・ウェイ・チャンが初演し芸術賞も取っている作品!多胡先生も久々の再演に力をいれている中、へスターに選んで下さりどう応えられるか。本格的な公演に出演は3年以上ぶり。。。

舞台前の緊張感は出産直前、臨月の時みたいな感じでした(笑)初産です、もちろん数ヶ月間かけて心と身体を変化し変化させ、備えに備えるも、本番は何がどうなるか予測がつかない。本番はやはり万全の体制で向かわなくては対応しきれないのです。でも、皆さんのおかげで安産だったと思います、おそらくどう演じることができたのか、まだ実感が湧きません。そして厳しく、優しく、不器用な私に対して細かくバレエの基礎から丁寧にご指導くださった多胡先生に感謝してやみません。

ヘスター・プリンという女性として舞台上で1時間生きた。舞台は生きることなんだ、と感じさせられました。牧師のディムズデールも、元夫のチリングワースも、娘のパールも、町の人々もその中で生きていた。月夜の晩に壇上で家族で手をつなぐシーンでじんわり、家族ってこういうことなんだ、と思いました。現実世界と頭が錯綜しました。素敵な時間でした。

ゲネプロまで照明や音楽のタイミング、細部の演技や帽子やショールなどの小道具の確認で、ミスをしたり、変更があったりでバタバタだったのですが、沢山練習させていただけたし、スタッフさんも本当に尽力してくださいました。

本番の時は本当に神様が・・・多胡先生の師であるロイ先生やこの夏亡くなられた多胡先生のお母様、また、今日法事が行われた私の主人のおばあちゃまや、私の祖父母などが見守ってて下さったのではないか、と思うくらい無事に終えることができました。


そして黄凱さんの力強いパートナリングやソロ、貞松さんの迫真のお芝居に惹き込まれました。なんて素敵なんでしょうね、客席からも見たかった!(笑)
多胡先生の緋文字は本当に緻密に考えられ再演を重ね創作された作品。大切にしたいです。

そして踊ることを許してくれた家族に心から感謝しています。負担をかけないように、と思っても、実際は大きな負担をかけてしまっていたと思います。お仕事としてやっている訳なのだけれど、自分が踊るから協力して、とは普通に考えて何て自分勝手の極みなのだろう、と思います。でも踊り続けている自分がいて、自分自身でもそれを認めてよいのか迷う時期がありました。神様から頂いたご縁で緋文字を踊ることができ感謝の気持ちでいっぱいです。


終演後、息子もご機嫌で楽しそうで、家族みんなが笑顔で、それが本当に本当に嬉しくてたまりませんでした。みんなが幸せにならなくては、踊ることは意味がなくなってしまう。そう感じます。


教えのお仕事も休講や代講を出してしまい、関係者のみなさまにご負担をかけてすみませんでした。良い経験を糧に、さらによいクラスをしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします


そして、最後になってしまいましたが、会場に駆けつけて下さった皆様、本当に、本当にありがとうございました。御礼のご挨拶、順次していきますが、まずはこの場を借りて・・・。会場で同じ時間を共有できたことがこの上ない幸せです。ありがとうございました
終演後楽屋前にて。ホッとしてるのが見え見えですね〜(笑)

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