« スタジオKピアノ発表会 | トップページ | 逗子での舞台 »

2015年9月24日 (木)

コンクール審査員

先日、川越で開催されたバレエコンクールで審査員をつとめさせていただく機会をいただきました

貴重な機会をいただけて、大変感謝しています。

ウェスタ川越という新しい素敵なホールにて、小学校3年から高校生、大人まで。

初めての開催とのことで、出場者数は多くはなかったものの学年ごとのカテゴリーに分かれ、ハイレベルな演技を沢山拝見することができました。

新鮮な驚きでした。素晴らしい才能の輝きを拝見することは喜ばしいことです。


バレエは指導者の方の適切な指導と、何より本人のコツコツとした基礎練習からの時間をかけた努力が必要です。もちろん、レッスンを続けられる家庭環境と家族の理解も…小学校からのバレエ学校がない日本では土日返上、放課後全てバレエ漬けで、やっとコンクールレベル、バレエ人口が増えている今、それでもなかなか入賞は難しい。努力でカバーはしていけますが、元々の身体的条件、性格的向き不向きも影響してきます。


だからこそポアントでの演技となる小学校4年あたりから中学生2年生あたりにかけて、才能と努力の輝きを見ると本当に頭が下がります。素直で純粋な輝きは何よりも目を惹きます。


中学3年〜高校生、それ以上となると、もちろん回りのサポートもまだまだ必要ですが、バレエを愛する本人のしっかりとした意思と努力が必要だと感じます。本人次第でもあります。


テレビ埼玉がスポンサーということで地方局での放送もあるそうです。ぜひご覧ください!


審査員長は批評家としてご活躍なさっているうらわまこと先生。スターダンサーズバレエ団ミストレスで私の恩師でもあるアベチエ先生、バレエスタジオDUO主宰の田中洋子先生など10名多彩な審査員の顔触れ…。コンクール開催に関してもご尽力なさっていたそうで、愛情と熱意のある審査の様子に尊敬の気持ちでいっぱいになりました。まだまだ未熟な私ですがご一緒することができ大変勉強になり、光栄でした。


クラシックバレエの踊りというのは、アンディオール、ただしい基本のポジションとムーブメント、安定した高度なテクニック、豊かな音楽性が大切です。奇をてらうことは何もなく、純粋にできればできるほど美しい。どの審査員の先生が見ても、評価がほぼ一致するのが、納得でした。


一つ気がかりが、中学生あたりになるとテクニック的な間違いからくる体の不具合が客席から見てもすぐにわかること。外反母趾だな、とか、足裏の使い方、鍛え方が明らかに違う、また右膝は伸びるのに左膝は伸びないなど体の歪み…。これはジャイロのトレーナーであるからこそ余計に気になることです。


バレエがその後の人生の不具合につながってしまったら大変です。指導者としてトレーナーとしてその辺りは啓蒙していけたら良いなと常々感じています。


長くなりましたが…


この経験を生かしてこれからも私も進んでいきたいと思います!これからもよろしくお願いいたします。


コンクールのサイトはこちら↓

プリンシパルダンスコンペティション
http://www.pctv.me

|

« スタジオKピアノ発表会 | トップページ | 逗子での舞台 »

コメント

ブログ拝見しました。私は9歳からバレエをやって、ン十年が経ちました。
時代のせいか、最初の先生があまりよくなく、今になって、あちこちガタがきているのがわかります。
Angelに通い始めて色々なことを学びました。地味な努力、すごく必要だとおもいます。あと何年踊れるかわからないけれど、信念を持って、自分の今までの努力を認めてあげようと思いました。

投稿: Ritsuko | 2015年12月23日 (水) 12時47分

見てくださりありがとうございます!
まだまだ踊れますよ〜♡自分を大切にしていってあげて大正解だと思います!
またの再会を楽しみにしています。

投稿: Yoko | 2015年12月25日 (金) 10時37分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: コンクール審査員:

« スタジオKピアノ発表会 | トップページ | 逗子での舞台 »